Shimpei Ono

日本医科大学形成外科学教室 准教授/医師。Advanced Medical Imaging and Engineering Laboratoryを主宰。 手足の形成外科、マイクロサージャリー、再建外科を専門とし、臨床・研究・教育に従事。可動式義指の開発、VR教育、3D超音波や医用画像工学の応用、PROsを重視した研究を展開。 美術解剖学や医療イラストレーションにも造詣があり、芸術と医学の融合をテーマに講演・執筆。教育活動では学生・研修医指導のほか、東南アジア医学研究会(Ajiken)部長として国際医療交流・災害医療にも取り組む。

形成外科

【診療Tips】最新4K3D外科用顕微鏡「オーブアイ(ORBEYE)」の特長と臨床応用:マイクロサージャリーへの革新

ORBEYE(オーブアイ)とは ORBEYEはオリンパスが開発した、4K・3D・裸眼手術顕微鏡です。従来の双眼鏡式顕微鏡とは異なり、術野を4Kカメラで撮影し、3Dモニターに投影することで、術者は専用3 ...

その他

【診療Tips】漢方薬処方の基本原則|併用は2処方まで・甘草と麻黄の重複に注意【医療者向け】

漢方薬処方の基本原則 漢方を扱っている製薬会社の担当者への確認によると、漢方薬の併用は一般的には「2種類まで」が推奨されます。 これは、漢方治療に精通していない一般医師が安全に使用するための目安であり ...

手外科

【診療Tips】婦人科疾患の頻用3処方:体質と症状で選ぶ漢方薬

婦人科疾患の頻用3処方:体質と症状で選ぶ漢方薬 婦人科領域では、冷え、ホルモンバランスの乱れ、精神的ストレスが複雑に絡み合い、月経痛、PMS、更年期障害など多様な症状が現れます。これらに対して、西洋薬 ...

LifeHack(ライフハック)

【LifeHack】ホスピタルアートとは?医療現場でのエビデンス・効果と日本・海外の最新事例

ホスピタルアートとは:医療空間を癒しの場へ 病院は、患者にとって治療を受ける場であると同時に、不安や恐怖が高まりやすい空間でもあります。 その中で、アートを導入して心理的安全性を高める取り組みが「ホス ...

その他

保護中: 【日医形成】日本医科大学形成外科|抄読会(JC)運用改善のお知らせ

この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。

スポンサーリンク

形成外科 手外科 教育 整形外科

【教育】手羽元を使ったマイクロサージャリートレーニングのすすめ|安価・手軽に動脈・静脈・神経吻合を練習

はじめに マイクロサージャリーは、顕微鏡下で血管や神経を扱う高度な技術であり、形成外科、手外科、整形外科、移植外科など多くの分野で不可欠です。技術習得には繰り返しの練習が必要であり、様々なトレーニング ...

その他

【診療Tips】ピオクタニンブルー(メチルロザニリン)を手術で使う前に:規制・安全性・代替・院内運用

要点サマリ 規制:厚労省は2021年12月28日に「メチルロザニリン塩化物(=ピオクタニン)」を原則含有不可とし、代替がなくベネフィットがリスクを上回る場合のみ、遺伝毒性・発がん性リスクを説明し同意の ...

形成外科 手外科 整形外科

【診療Tips】感覚障害と知覚障害の違いを臨床例で解説|指外傷や正座後のしびれを例に感覚障害と知覚障害の違いを臨床例で解説|指外傷や正座後のしびれを例に

はじめに しびれやピリピリとした違和感は、整形外科や形成外科の診療で頻繁に遭遇する症状です。 カルテに「感覚障害あり」「知覚障害あり」と記載することがありますが、両者の違いを正しく理解して使い分けるこ ...

形成外科 手外科 整形外科

【診療Tips】アクアプラストで作成した副木の保険請求ガイド|J119と056副木の算定条件を徹底解説

アクアプラストを用いた副木作成時の保険請求ガイド【医療者向け】 注意:この記事は医療従事者向けです。 保険請求や診療報酬の取扱いは地域や保険者によって異なる場合があります。実務での最終判断は、必ず自治 ...

形成外科 手外科 整形外科

【診療Tips】アクアプラストで作るオーダーメイドスプリント|作成手順と臨床での活用例

アクアプラストとは? アクアプラスト(Aquaplast)は熱可塑性プラスチックで、温めることで柔らかくなり、冷めると硬化する性質を持ちます。 この特徴を活かし、患者の患部に合わせて成形することで、オ ...

その他 形成外科

【診療Tips】縫合と吻合の違いとは?神経・腱・血管・腸管で使い分ける手術用語

はじめに 手術記録や論文を書く際に、「縫合」か「吻合」か迷ったことはありませんか? 特に、神経や血管を扱う分野では、用語選びを誤ると意味が変わることがあります。 本記事では、形成外科・一般外科・手外科 ...

スポンサーリンク

医学の歴史

【医学の偉人Tips】野口英世博士の左手手術:世界初の手の有茎皮弁術と近藤次繁博士の功績

【医学の偉人Tips】野口英世博士の左手手術:世界初の手の有茎皮弁術と近藤次繁博士の功績 本記事は医学史および専門的知識の紹介を目的としたものであり、現在の治療方針を直接示すものではありません。指導医 ...

教育

【医学の偉人Tips】William Oslerの名言と外科医の心得|「手術をしない判断」が最も重要な理由

ウィリアム・オスラーとは? ウィリアム・オスラー(William Osler, 1849–1919)は、カナダ出身の内科医で、「近代医学教育の父」と呼ばれています。 ジョンズ・ホプキンス大学医学部の設 ...

手外科 教育

【手外科Tips】J. William Littler|手外科の巨匠が残した功績と「The Littler Legacy」

J. William Littlerとは 手外科の巨匠、J. William Littler(1915–2005)。自ら描いた手術イラストは今もなお世界中で引用されている。 J. William Li ...

医学の歴史 手外科 教育

【手外科Tips】Sterling Bunnellとは?手外科の父が築いた現代手外科の礎と名著『Surgery of the Hand』

はじめに 手外科という分野は、戦争による外傷治療の中から生まれました。その礎を築いた人物がSterling Bunnell(スターリング・バネル, 1882-1957)です。 彼は「手外科の父(Fat ...

© 2025 マイナー外科・救急 Powered by AFFINGER5