形成外科 手外科

【診療Tips】手の浮腫を解消するリハビリ: 6 Pack Hand Exercises

Key Point Summary

上肢のケガや手術後は、血液やリンパの循環が悪くなり、手指が浮腫みやすくなる。

浮腫は拘縮や癒着の原因になるため、浮腫を予防するためのリハビリが大切になる。

浮腫予防のリハビリとして有名な"6 pack hand exercise"を紹介する。

 

 

 

Q & A

 

レジデント
6 pack hand exerciseはどのくらいの頻度でやればいいですか?

術直後の浮腫が強い時期は、1(〜2)時間毎に5分間を推奨しているよ。患手を挙上しながら(=心臓より高い位置にキープして)やるのがオススメだよ。
指導医

レジデント
やればやるほどいいんでしょうか?

あまり頑張り過ぎると、夕方〜夜にかけて患部が熱っぽくなったり、ズキズキ痛むことがあるよ。これはやりすぎ!1回当たりの負荷を小さくして回数を多く稼ぐのがリハビリのポイントだね!
指導医

 

 

 

 

Outline

6 pack hand exercise】

  • 上肢のケガや術後に1(〜2)時間に5分を目安に行う。
  • 患手を挙上しながら行う。

腱縫合後などは、手指の運動制限があるため、6 pack hand exerciseは適応外である。

 

 

Japanese ver】

 

6 Pack Hand Exercise

6 Pack Hand Exercise

 

 

English ver】

6 Pack Hand Exercise

6 Pack Hand Exercise

 

Intrinsic hand muscle exerciseとも呼ばれているよ。Intrinsic muscleは内在筋と呼ばれる手の中に存在する筋肉のことだよ。これを動かすことで筋ポンプ作用が促進され浮腫がとれるよ。
指導医

 

 

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