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【診療Tips】ジクトル®テープの正しい位置づけ ― 手指変形性関節症を例に はじめにジクトルテープ®(ジクロフェナクナトリウム経皮吸収型製剤)は、NSAIDsの一つで、貼付部位から有効成分が血中に吸収され、全身に作用する全身作用型の貼付剤 である
ジクトルテープの特性ジクトルテープは痛いところに貼る湿布薬ではなく、全身作用型の貼付剤だよ
指導医
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「湿布薬」との違い「痛い関節に直接貼らないと効かない」という誤解を避ける必要があるよ
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ジクトルテープは処方薬だけど、市販では同じジクロフェナク成分を含むボルタレンEXテープが販売されてるよ。ボルタレンEXテープは痛いところに貼らないと聞かないよ。
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手指変形性関節症における位置づけ指導医
副作用と注意点
まとめジクトルテープは「痛いところに貼る湿布薬」ではなく、貼った部位から全身に作用するNSAIDs製剤 である。 手指変形性関節症では、局所NSAIDsが第一選択である一方、内服が難しい患者にとってジクトルテープは安全性と利便性を兼ね備えたオプション となり得る。 患者への指導では「痛いところに貼らなくても効く」ことを強調し、貼付部位・枚数を守るよう徹底することが重要である。
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ちなみに、手指の変形性関節症の痛みにはエクオール(商品名:エクエル)が効くことが多いよ。サプリメントなので病院での処方ではなく、薬局やネットで購入することができるよ。
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小野真平(形成外科医)/ Shimpei Ono(Plastic Surgeon)
日本医科大学形成外科学教室 准教授/医師。Advanced Medical Imaging and Engineering Laboratoryを主宰。
手足の形成外科、マイクロサージャリー、再建外科を専門とし、臨床・研究・教育に従事。可動式義指の開発、VR教育、3D超音波や医用画像工学の応用、PROsを重視した研究を展開。
美術解剖学や医療イラストレーションにも造詣があり、芸術と医学の融合をテーマに講演・執筆。教育活動では学生・研修医指導のほか、東南アジア医学研究会(Ajiken)部長として国際医療交流・災害医療にも取り組む。
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