Key Point Summary
カメラは3種類: ①コンパクトデジタルカメラ(コンデジ) ②ミラーレス一眼カメラ(ミラーレス) ③デジタル一眼レフカメラ(一眼レフ) カメラを極めれば、一眼レフ>ミラーレス>コンデジの順で質の高い写真が撮影できる。 操作が簡単で、持ち運びが楽なのは、コンデジ>ミラーレス>一眼レフの順である。 ①②③は、画質へのこだわりの強さと、職場環境によって使い分けるとよい。
Q & A
【カメラの選び方】
コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ) ミラーレス一眼カメラ(以下、ミラーレス) デジタル一眼レフカメラ(以下、一眼レフ)
- コンデジはカメラレンズの交換はできないが、ミラーレスと一眼レフは交換できる。レンズ交換式のミラーレスと一眼レフの違いは反射鏡の有無である。反射鏡の詳説は省くが、反射鏡があったほうがシャッターチャンスをとらえやすいというメリットがある。ミラーレスは反射鏡を省くことで小型&軽量化し、持ち運びしやすくなっている。
- カメラを極めれば、一眼レフ>ミラーレス>コンデジの順で質の高い写真が撮影できる。一方で、一眼レフ<ミラーレス<コンデジの順で、操作が簡単で、持ち運びも楽である。(コンデジではピントの合う範囲が深く設定されているため適当に撮影してもピンボケしづらい)
- 形成外科・皮膚科領域では、以前は一眼レフが推奨されていた。しかし近年、コンデジ(やミラーレス)の性能が格段に向上したことにより、小型で軽量なコンデジ(やミラーレス)を愛用しているドクターが多い。
- コンデジではフラッシュの光量に限界がある。光量を確保して、且つ、影のない写真を撮りたいときは一眼レフやミラーレスを選択して、リングフラッシュやフラッシュライトを装着して撮影するとよい。
「一眼レフ vs コンデジ はどちらがいいか?」の議論はずっとある。ミラーレスは両者の間に位置する。
【著者がオススメの臨床用カメラ】
- 著者は、長らくPanasonicのミラーレス(DMC-GX7MK2)を7〜8年使っている。ただ、カメラについているフラッシュだと光量が弱かったため、フラッシュライト(DMW-FL70)のみ別で購入して追加した。
DMC-GX7MK2にフラッシュライト(DMW-FL70)を装着
- Panasonicは、日本で初めてミラーレスを発売した会社である。Panasonic LUMIXのミラーレスはLeicaなど他メーカーの高性能レンズが使用できる。
- LUMIX Sは2018年にフルサイズセンサーを採用したミラーレスとして発売された。つまり、画質にこだわるならコレ。最上位機種だけあって値段も高い。
- LUMIX GXは、Sに比べると画質はわずかに落ちるがコンパクト。持ち運ぶ機会が多いのであれば、GXがオススメ。
ミラーレスカメラ
【Panasonic LUMIX DMC-GX7MK3】
- Panasonic LUMIXのなかで、いいとこどりの1台。上級機なみの機能を有しているのに、コンパクト(407g)である。
- イメージセンサーは2033万画素 = 高精細な写真が撮れる。
- 手ぶれ補正、高速化したAF(オートフォーカス)、液晶モニターが好きな角度に調整できる&タッチパネル、など臨床の現場で使用するうえで嬉しい機能がすべて揃っている。
Panasonic LUMIX用のフラッシュライト
- LUMIXのリングフラッシュは、Panasonic純正のものはない。
- フラッシュライトは下の2種類から選ぶ。光量を増やしたいのであれば、ライトも大きくなる。
【DMW-FL360 L】
【DMW-FL70】