★ 年会費
- そもそも年会費の支払いの滞りがないか確認を。
- JSPRSクレジットカードを作成していても、自動継続支払がONになってないと当然ですが引き落としされません。
★ 論文
- ≧2回/年 定期発行され、査読のあるもの。
- 日本医科大学医学会誌は×。形成外科系の雑誌で。
受験する前年までにはアクセプトをもらっておきましょう。
指導医
★ 10症例の区分
- National Clinical Database(NCD)の区分に基づく。
例えば、壊死性筋膜炎は、Ⅵ炎症・変性疾患 ではなくて、Ⅴ難治性潰瘍 の分類になるよ。
指導医
★ 10症例の書類
- 必ず指導医の先生にチェックしてもらってから予演会に提出してもらってください。
10症例予演会は1人30-60分程度かかります。
指導医
★ 10症例は基幹施設or連携施設において指導医の下で執刀した症例のみが使用可能
- 10症例が↓の条件を満たしているか要確認。特に派遣先での症例。
★ フォーマット
- 10症例のテンプレートをコピペして使用する際に、前のスライド情報がそのまま記載されていないか再度確認を。
- 論文のフォーマットにしたがってください。
Tie-over?タイオーバー?迷ったら医中誌などで和文論文を検索するといいです。この場合は、タイオーバーで記載するのがいいです。基本はできる限り日本語で。
指導医
- 体言止めは避けましょう。当院受診→当院を受診した。
★ 用語
- 用語で迷ったら日本医学会 医学用語辞典で確認を。形成外科用語集は医学会用語辞典に統合されています。
日本医学会 医学用語辞典はユーザー登録すると無料でみられるよ。
指導医
- 略語や口語は避けましょう。
例:ROMの改善を認めた→関節可動域(range of motion; 以下ROM)であればOK
例:外来フォローした → 外来で経過観察した
- 商品名? or 一般名?: 明文化はされてはいませんが、論文に準じて、一般名(商品名)で記載すれば間違いありません。
例:吸収性プレート(Depuy Synthes GRAND FIXTM)
過去の試験委員の先生に5-0 VICRYL®︎でもOKと言われた先生もいるようです。
指導医
★分類
- 分類がある疾患に関しては、必ず記載すること。
- 多指症(Wassel分類)
- 合指症(完全 or 不完全、皮膚性 or 骨性)
- 多合趾症(児島分類、平瀬分類)
- 切断指(玉井のZone分類、石川のsubzone分類)
- 頬骨骨折(Knight & North分類)
★角度測定
- 腱縫合や瘢痕拘縮形成術など機能再建をしたものは、術前後の角度測定が必要になります。
- 記載方法は日本骨折治療学会の関節可動域表示ならびに測定法に従って記載をしましょう。
屈曲・伸展の場合、慣習的に伸展/屈曲 ●/●°のように記載するのが一般的だよ。
指導医
★感覚測定
- 指尖部を皮弁再建した場合や神経縫合術では、最終評価時の感覚をSW testや2-PDで評価を。
★病理
- 染色名(HE染色)と倍率の記載が必要です。また、病理写真にスケールを入れる必要がありますので、写真撮影の際に忘れずに。
- 形成外科で悪性腫瘍切除した場合は、病理写真の掲載が必要です。一方で、他科で切除した場合は不要です。
生検の写真も必要ですか?とよく聞かれますが、あれば完璧です。
指導医
★写真
- 写真の向きはそろえる。
- 不要な部分はトリミングを。
- 特定の部位を指して説明したい場合は、写真に矢印を追加し説明文を。
- 「術前写真」がなくて10症例として使えないケースがとても多いです。「術前写真」は基本的には外来での写真です。一部の例外の除いて、麻酔かかってからの写真は×です。
「術前写真」の定義を再確認しましょう。機能が絡む場合(例:屈筋腱断裂)は、その写真(FDS/FDP test)も必要です。
指導医
★個人情報への配慮
- 顔写真の目は隠す? →必須ではない。
★口頭試問対策
- 10症例の書類作成時に指導医の先生にチェックしてもらうと思いますが、その際に、口頭試問で聞かれそうなこともアドバイスをもらうと良いと思います。
- 2023年に8年ぶりの改訂版がでました↓
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★2025年度〜のNCD登録問題
- 2025年度の受験生からNCDの修正ができなくなりますので、NCD登録を他人任せにしないで、自分で確認を。
★よく質問がある
- 表皮縫合× → 表層縫合〇
- タイオフ× → タイオーバー固定を解除
- 外来フォロー× → 外来で経過観察
- 皮膚腫瘍は摘出術、悪性腫瘍は切除術
- 血管は切断、神経は断裂、腱も断裂