レジデント手指の(1)安全肢位と(2)機能肢位ってどう違うんですか?
この両者は混同しやすいよね。指導医
(1) 安全肢位 safe or intrinsic-plus position
- 手指の外固定を行う上で関節拘縮を生じさせない肢位
- 手関節は背屈位10-20°、MCPJ屈曲70-90°、IPJ伸展0°、母指対立位
- MCPJを伸展固定すると側副靱帯が短縮したままになるので伸展拘縮になる
- PIPJを屈曲固定するとvolar plate、check rein ligamentが短縮したままになるので屈曲拘縮になる
(2) 機能肢位=良肢位 functional position
- 関節が動かなくった場合に、日常生活動作において支障の少ない肢位
- 手関節は背屈位10-20°、手指はボールを握るような肢位
ポイント